ブックタイトル新潟高周波工業株式会社50年の歩み~熱処理と共に・百年企業を目指して~

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概要

新潟高周波工業株式会社50年の歩み~熱処理と共に・百年企業を目指して~

- 50 -〔今年の漢字:【愛】〕【平成17 年】(2005 年) 創業40周年5 月20 日 取締役(非常勤) 山内一郎 辞任5 月21 日 水沢四郎(大原鉄工所取締役)取締役就任12 月 8 日 VTー2 号機 BG 焼入れ装置入替この年は民間設備投資が平成15 年以降前年比5%前後で推移するなか、当社業績は順調に回復し、売上高は前年比プラス21.9%増加、当期利益は前年比2.7 倍となるなど好調だった。これまでの10 年間を振り返ると、バブル経済崩壊の痛手からようやく抜け出したのもつかの間、4 年目にはアジア通貨危機を迎え2 期連続の赤字計上、それを乗り越えたところで新潟鐵工所の破綻の影響により再び2 期連続赤字計上、そして終盤には中越大震災という大災害の影響から、ようやく回復への道筋が見えはじめたという激動の10 年だった。そしてこの10 年間だけが各年度の利益額合計に対する赤字額合計が1.6 倍で、トータルで大幅な赤字となっている。またこの間に当社としては初めての社長交代があった。≪平成17 年とは≫ ~ 日本の人口自然減の時代へ ~この年は長岡市でも「平成の大合併」が始まり、長岡市、中之島町、越路町、三島町、山古志村、小国町が合併した。それを主因とするのか、この年の長岡市当初予算は前年比プラス77%増加し初めて1 千億円を超え1320 億円となっている。また8 月には長岡まつり震災復興祈願花火「フェニックス」の打ち上げが行われた。長岡市の最深積雪量は125cmで4 年ぶりに1mを超える大雪だった。県内では7 月には有効求人倍率が7 年ぶりに1 倍を上回り、日銀短観でも企業の景況感の改善が報告されるなど景気の改善が期待される状況にあった。長岡市の鉄鋼・金属・機械出荷額は前々年比(前年数値統計は公表されていない)プラス48.3%となっている。(市町村合併により集計範囲が拡大したことも考えられる。)米メキシコ湾を襲ったハリケーン「カトリーナ」による生産停止等の影響で原油価格が上昇するなかで、国内では経済白書は「十年余りにわたる長期停滞のトンネルを抜け出し、ようやく未来への明るい展望を持てる状況になった」と記した。またこの年は日本の人口が1899 年の統計開始以来初めて自然減となった年でもあった。・日経平均株価16,111.43 円、消費者物価-0.3%、経済成長率1.9%、灯油18?1227 円、ガソリン1?122 円[トピックス] ライブドアがニッポン放送株35%を取得2/8 ペイオフ全面解禁4/1北京で大規模反日デモ、日本大使館襲撃4/9 松下製温風機のリコール開始4/20JR 福知山線脱線事故、死者107 人、負傷者555 人4/25環境省奨励のクールビズスタート6/1 姉歯建築設計事務所の耐震偽装問題発覚11/17【平成18 年】(2006 年)1 月13 日 受電盤高圧電盤交換7 月 日 10tクレーン走行モーター交換8 月25 日 当社初の私募債発行(60 百万円、北越銀行引受)この年の当社は受注も順調に回復し、売上高は新潟鐵工所破綻の影響を受ける前の平成12 年の水準まで回復した。当期損益は前年比若干のマイナスながら黒字を計上した。