ブックタイトル新潟高周波工業株式会社50年の歩み~熱処理と共に・百年企業を目指して~

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概要

新潟高周波工業株式会社50年の歩み~熱処理と共に・百年企業を目指して~

- 54 -【平成23 年】(2011 年)3 月11 日 東日本大震災発生6 月15 日 東北電力㈱と高調波流出電流低減対策について覚書を交わす6 月20 日 高周波発振機PTG-300Ⅱ型(電気興業㈱製)導入7 月 1 日 永井 暢一(元北越銀行)入社7 月20 日 常務取締役片桐金一郎 辞任 非常勤顧問就任永井 暢一 常務取締役就任12 月20 日 非常勤顧問 片桐金一郎 退任この年の当社はリーマンショックの後遺症もほぼ解消し、売上高は順調に伸びたが含み損を抱えた資産の売却や特別償却の実施等もあり、当期利益は微減となった。3 月の東日本大震災による電力不足では当社も15%削減対象となり、早出、残業対応を実施した。≪平成23 年とは≫ ~ 東日本大震災 ~前年12 月に山陰地方の豪雪で始まったこの冬は1 月に入ると北陸地方に大雪をもたらし、長岡市でも最深積雪量は145cmを記録した。この年11 月、大原鉄工所は第一回外山脩造賞*を受賞した。3 月11 日に発生した東日本大震災では長岡市は直接的な被害・影響はほとんど受けなかったが、この震災の影響で被災地の工場操業停止により建築資材の一部供給がストップし長岡市新市庁舎の完成が翌年にずれ込むという事態もあった。長岡手形交換所の取引停止処分件数、金額はともに前年比ほぼ半減している。国内では東日本大震災は未曾有の被害をもたらし、サプライチェーンの寸断や電力の供給制約、そして10 月にはタイの大洪水による日本企業への被害という事態により経済は停滞し、また前年末から始まった「アラブの春」による中東産油国の混乱が原油価格に不安定化をもたらし31 年ぶりに貿易赤字となった。株価は震災以降下落を強め、年初から1942.75 円値を下げて終わっている。・日経平均株価8,455.35 円、消費者物価-0.3%、経済成長率0.3%、灯油18?1679 円、ガソリン1?146 円クリーニング(y シャツ1 枚)177 円[トピックス] 大相撲春場所八百長問題で中止決定2/6 東日本大震災発生3/11牛肉ユッケ集団食中毒事件4/27 なでしこジャパンワールドカップ優勝7/18島田紳助暴力団交際を理由に芸能界引退8/23 オリンパス粉飾決算発覚11/8〔今年の漢字:【絆】〕【平成24 年】(2012 年)2 月 9 日 コベルコクレーン㈱より熱処理認定工場の認定を受ける6 月28 日 前年締結した東北電力との高調波電流対策の覚書への対応として低圧交流フィルター設置12 月18 日 VT-1 号機シャフト端面焼入機入替この年の当社は平成22 年以降急増していた採算性の低い取引を削減したことを主な理由として売上高は前年比マイナス19.7%となったが当期損益は改善した。また以前より東北電力から指摘を受けていた高調波流出電流による近隣被害リスクについて、低圧交流フィルターの設置によりそのリスクを解消した。