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概要

t100

"発刊に就てやりっそさいいおこし元の賢相・耶律楚材(ジンギスカンの宰相)日へるあり、一利を興すは一害を除くに如かさいいにしいえどあたかてきてきずと、此の言や数百千戴の古へに出たりと躍も、新鮮恰も滴々たるが如し。今や十日町新聞いかんここみずか生る。事業果たして如何(中略)此に於て不偏不党、超然実業奨励主義を以て自ら任じ、相ああ互の連結一致を計り、経済の発展、利源の開拓に努め(中略)、嵯一日の報道は郡勢の上に於おおいただて大に貢献あり、但誓ふ、健康を保持し、次第発育鼓吹の任を全ふせん事を。“当時の地方新聞は政党色の濃いものが多かった中で、十日町新聞は不偏不党、ひたすら地域の発展に貢献することを新聞の使命とする宣言を格調高く彊いあげており、その任務の遂行に強い決意を表明している。又、明治四十三年八月五日号から三回に百一って連載された「中魚沼郡産業発達史」は本郡最初の体系的な産業史で、絹織物産業の揺藍時代を伝える貴重な文献でもある。執筆者名は無いが、初代主筆の石原信氏の労作だと推定される。さらに、大正四年に水野町に開館した十日町図書館は十日町新聞の記事以外には殆ど記録が残っていないなど、十日町新聞は文字通り十日町の近代史の宝庫だといっても過言ではな'ν佐野良吉7